ドビュッシー「夢」の楽譜にミスプリ発見!

ドビュッシー「夢」の楽譜のミスプリ 雑談

本日のレッスンで、立て続けに楽譜のミスプリント(誤植)を発見しました!(◎_◎;)

バーナムピアノテクニック3(英語版)とドビュッシー作曲の「夢」です。

実は一般的に思われているよりも、楽譜のミスプリってめずらしくないのですね。

ということで、今回は楽譜のミスプリについてです。

バーナムピアノテクニック3『階段をのぼっておりよう』

バーナムピアノテクニック3のグループ3−10『階段をのぼっておりよう』。両手の半音階で、なかなか難しい練習曲です。

生徒さんはアメリカ在住だった期間があり、その当時にお子さんが使っていた英語版のA Dozen a Day Book 3を再活用しています。

↓日本版とは色が違いますね。

生徒さんが「ここの左手が、弾きにくいのですが…」とのことなので、楽譜を確認したところ、

なんと、指番号が間違って書かれています!(◎_◎;)

私が持っている日本版と並べてみます。

上の英語版は間違いで、下の日本語版が正しいです。

英語版の赤丸部分の「2」と「1」の指番号の順序が逆になっていて、左手として『ありえない指使い』になってしまっています。

おそらく、日本版を作るときに校訂で正しく直したのだと思います。

ドビュッシー『夢』

続いて、ドビュッシー作曲の「夢」のレッスンで。

ここにも楽譜のミスプリを発見(*_*)

45小節目の右手の赤丸のところです。シの音には臨時記号としてナチュラルが必要なのに、抜けているのです!

出版社の違う楽譜で計4冊確認したところ、必要なナチュラルが抜けている楽譜が3冊あることを発見しましたΣ(・□・;)

全音楽譜出版社のドビュッシー ピアノアルバム、音楽之友社のドビュッシーピアノ曲集VIII(安川加寿子編)とピアノ名曲120選中級編の3冊です。

ヤマハの『ピアノで弾く名曲50選』の楽譜には、ちゃんとナチュラルが記載されています。

無料の楽譜サイトペトルッチ楽譜ライブラリーでも確認してみたところ、ナチュラルが付いている楽譜も、ない楽譜もそれぞれ複数ありました。。。。。

臨時記号のルールというのは少々複雑で誤解も多いところです。

同じ小節内でもオクターブが違った場合には無効です。有効範囲は同じ高さの音のみ、なのです。

「夢」はよく知られた曲でメロディも聞き覚えがあるため、ここは聞き覚えでナチュラルで弾いている人が多いと思います。

でも、もしこれが初見や楽典の試験として出題されたら??

逆にフラットのシ(B)で弾かなかったら、バツ❌になってしまうんですよ〜(>_<)

作曲家も間違える

今日はレッスンで2つもミスプリを見つけてしまいましたが、楽譜のミスプリは一般的に思われているよりもずっと多いものです。

ある程度の実力が付いてくると、「あれ?ここ臨時記号をつけ忘れてるよね?」「♩ドのはずが、線が1本ずれて♩ラになってるぞ(OvO)」とわかる場合も多いです。

作曲家や編曲者と、仕事をご一緒することがあります。

『作曲者が書いたものだから、ぜったいに正確!』ってことは意外となくて、実際に音を出す演奏者のほうがいただいた楽譜の中に書き間違い(イマドキは打ち間違いかな?)に気がつくことも多いものです。

その場合、楽譜を作成したご本人に確認して訂正してもらうことも、しばしば。

うちの教室の生徒さんは、私がミスプリや出版社による音の違いを指摘することにはある程度慣れていることと思いますが、これが独学だったりすると気がつかないことも多いのかもしれないなぁ…と思ったりします。

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