ピアノ教室の生徒さんからお聞きした話です。
自宅のサイレントピアノでヘッドホン練習しているとき耳もとで突然「ボンッ!!」という爆音がして驚いてしまった、と。
ヘッドホンの故障ではないことは確認したので、原因はピアノそのものにありそう…
今回のブログ記事は、その経緯や修理代などについて書いてみました。いまサイレントピアノを使用されている方、これから購入を検討されている方にとって参考になる話かもしれません。
サイレントピアノの寿命が来たのか…?
生徒さんのピアノはヤマハの消音機能付きアップライト。お子さんのために購入したのが約20年前のこと。お子さんは独立して家を出て、現在はお母さまが練習に使っています。
仕事のため、ピアノ練習ができるのは平日は夜20時過ぎてからです。生ピアノとして音を外に出しているのは、休日の昼間だけ。ほとんどの時間はヘッドホンを使っての練習です。
「このままではピアノの練習が出来ません…(>_<)」とのことでした。
生徒さんは「直るのだろうか?」「ピアノそのものを運び出すの?」「直ったとしても高くつくのかも」「もしかして買い直しになる?」:(;゙゚’ω゚’):と不安いっぱいだったようですが、どれも取り越し苦労だったようです。
修理期間、費用は?
ピアノで爆音が出てからの経緯を時系列で並べると、
- 電話でヤマハに問い合わせ
- 自宅を訪れたヤマハの技術者がピアノから部品を持ち帰る
- 工場で検査、原因を特定
- 原因となった部品(基盤)を取り替え
- ふたたび自宅でピアノに取り付け
といった感じです。
技術者が持ち帰った部品は、消音機能を格納している部分に入っていた基盤のようなもの。ピアノそのものを分解したり、動かしたりはなかった、とのこと。自宅での作業もあっという間だったようです。
修理期間は約1ヶ月。かかった費用はぜんぶで2万5,000円。
2回も技術者が自宅に来てくれて費用が2万5,000円で済む、というのは良心的だと思います。費用に比べて検査にかかる期間はずいぶん長いのね…という印象ですが(^◇^;)
まとめ
今回のはあくまで一例です。おそらく他の不具合が起こることもあるでしょう。原因によっては対処方法も費用もケースバイケースで、もっとオオゴトになるかもしれません。
生徒さんのサイレントピアノは、はじめから消音機能付きとして購入したものでした。後付けのユニットを使った消音ピアノは、状況が違うようです。
また、生徒さんのサイレントピアノもこれから別のトラブルが起きる可能性もあり、その場合はふたたび修理が必要となるらしいです。20年のあいだサイレント機能を使えているのは、ラッキーなほうかもしれません。
サイレントピアノや電子ピアノでも「ふだんヘッドホン練習がほとんどです」という大人の方は多いようです。
消音機能の寿命よりもヘッドホンの寿命のほうが、もっと短いでしょう。変な雑音や爆音が聞こえてきた時はまずヘッドホンの不具合を疑って、そうでなければピアノの製造元に相談してみてくださいね。