みなとみらい駅から「みなとみらいホール」に向かうときにかならず目にする巨大な詩のオブジェをご存知でしょうか?
来月の『秋のクラシックコンサート』がきっかけとなって、みなとみらい駅に初めて訪れるピアノ教室の生徒さん、ご家族やご友人もいらっしゃるかもしれません。
ホールへの行き帰りにこんなところにも注目してみるのも面白いですよ〜♪ということで、今回は詩人シラーと音楽の深い縁について書いてみました。
フリードリッヒ・フォン・シラーのことば
みなとみらい駅を降りて「みなとみらいホール」に向かうときに目に入るのは、吹き抜けを上っていく長〜いエスカレーターですね。

エスカレーターに乗り込むと右上の方向に見えてくるのは、黒の壁を背景に浮かび上がるドイツ語と日本語の文字。アメリカの現代美術作家コスースによる作品です。
エスカレーターに乗りながらちゃんと読むことは難しいでしょうから、日本語訳をすべて引用してみますね。

”樹木は生育することのない
無数の芽を生み
根をはり、枝や葉を拡げて
個体と種の保存にはありあまるほどの
養分を吸収する。
樹木は、このあふれんばかりの過剰を
使うことも、享受することもなく自然に還すが、
動物はこの溢れる養分を、自由で
嬉々とした自らの運動に使用する。
このように自然は、その初源から生命の
無限の展開にむけての序曲を奏でている。
物質としての束縛を少しずつ断ちきり
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
フリードリッヒ・フォン・シラー”
シラーって、だれ?
ドイツの詩人シラーの知名度が一般的にどれくらいなのかは分かりませんが、音楽を専門にしている人ならば馴染みのある名前です。
ベートーヴェンの第九の第4楽章「歓喜の歌」“An die Freude“の歌詞は、シラーによるものだからです!

みなとみらい線が開通して、駅から初めてみなとみらいホールに行った時のことを覚えています。うん十年前のことですが。。。
長〜いエレベーターに乗ると、目に入ってきたのは圧倒的な迫力を持った黒い壁と謎のことば。
なんだろう?わかるような、わからないような…でも、インパクトがあるなぁ。
誰のことば?

んっ?『フリードリッヒ・フォン・シラー』?
シラー?
あの第九のシラー!!Σ(・□・;)
これからコンサートを聴きに行こうとしている瞬間に、音楽と縁の深いシラーに思いがけず出会えたことに感激したものです!
2027年はベートーヴェンイヤー
来年2027年は、ベートーヴェン没後200年の記念の年にあたります。
もともと第九は年末になるとたくさんのコンサートで取り上げられる人気の交響曲ですが、来年はますます増えるでしょうね。
ちなみに…
2020年にはベートーヴェン生誕250年記念として多くのイベントが予定されていたのですが、コロナ禍のためにほとんどがキャンセルされてしまいました(T . T)

先日の弾きあい会で参加者の皆さんにお渡しした50人の作曲家クリアファイル。もちろんベートーヴェンが載っています。
このクリアファイルは、台湾製のようです。
ゴミ収集車のイラストが描かれています。これは台湾のゴミ収集車は「エリーゼのために」のメロディを流しながら収集するから、らしいです。
ちょっとしたきっかけから知識が広がっていくのは面白いなぁ🎶と思っています。
同じように興味を持ってくださる方もいるかも?と思ったもので、今回のブログ記事を書いてみました。
