「ピアノの先生にとって1番うれしい瞬間は、やっぱり生徒の上達ですか?」とある人から質問されました。
『あ〜、もちろん生徒さんの上達はうれしいけれど1番ではないですね。それよりも…』
意外かもしれませんが、ピアノレッスンをしていてもっとうれしい瞬間があるのです。
今回は『ピアノの先生にとってうれしい瞬間』について書いてみます。
ピアノで「楽しい、新しい体験ができた」話を聞いた時
生徒さんとの雑談で「ピアノを弾けるようになった影響で、楽しい体験ができた」という報告を聞く瞬間が1番うれしいです!
たとえば…
- 念願の「ストリートピアノ」デビューをしてきました!
- ピアノを通じて他の楽器のアンサンブル仲間ができました!
- 友だちの誕生日に『ハッピーバースデイ』が弾けました!
使用楽譜→王様のピアノBGM
このような、わかりやすいイベントでなくても、
- 前に合格になった『エンタテイナー』たまに一人で楽しく弾いています
- 『カノン』を弾きながら癒されています
必ずしも誰かに聞かせるための演奏をしなくても、良いんです。自分を楽しませるための演奏もアリですよね。
教室のレッスン以外の時間でピアノが生活の潤いの一つになっている、という報告を聞くのは本当にうれしいもの。
ピアノレッスンが楽しい瞬間が増えることに貢献できたという話、大好物なのです(*´∀`)♪
『上達』よりも、もっと大事なこと
ピアノレッスンをはじめるきっかけは「独学に限界を感じて」「弾きたい曲の指使いがわからない」「最後まで止まらず弾けるようになれる方法が知りたい」など。
ピアノの上達を目的にされていることがほとんどです。
では、何のためにピアノを上達したいのか?というと、実はその先に言語化していない願望や欲があったりするのではないかなぁ…と感じます。

上達の先に求めていることが何なのか?は、こちらにはわかりませんし、生徒さんご本人もはっきり自覚していない場合もあるかもしれません。
それでも、ピアノを習うことによって音楽に対する見え方が変わったり、新しく体験できる世界があれば、『上達』よりも素晴らしいことだよなぁ〜と思っています。
質問は「理学療法士」の先生から
今回の「ピアノの先生として1番うれしい瞬間は、やっぱり生徒の上達ですか?」の質問は、骨折のリバビリでお世話になった病院の理学療法士の先生からいただいたものです。
昨年2023年11月に自転車で転んで右肩を骨折、手術を受けました。それから最初のうちは週2回、その後は週1回リハビリ通い。
もちろん先生は私の職業を知っていて、日常生活だけでなく仕事上でも困らないようなリハビリのメニューを考えていただきました。
凝り固まった筋肉をほぐしてもらったり、右手の可動域を広げるストレッチをしながら、お互いの仕事についての雑談ができたことは、自分にとって思いがけない収穫でした。
今回の質問は、そのまま質問返しをしてみました。
「リハビリをしていて1番うれしいのは、やっぱり患者さんの回復ですか?」

こちら側が感じる回復と、患者さんが感じる回復に差があることも。どちらも一致して回復を実感できた瞬間が1番うれしいですね。
患者さん本人は「まだコレができない、アレができない」と減点法で考えてしまって、ちょっとした変化では喜べないこともあるらしいのですが。。。
理学療法士側の視点では、関節の可動域が5°広がるのも大きな進歩なのですよ!と。
なるほど。これはピアノの上達にも言えることなので、わかります!
欲張りなのは悪いことではないですが、ピアノの上達も簡単ではないもの。ほんの数%の変化の積み重ねです。
ちなみにケガから1年が経過して、病院でのリハビリは今月で終了しました。いまは自宅でのリハビリを続けています。
右手は以前のようにスムーズに動かない部分、違和感を感じる箇所も、まだあります。
でも、これもピアノと同じ。
『あせらず長期的に続けていくこと』ことは得意です!ご心配なく〜