「おとなのためのピアノ曲集」は、大人に人気の曲をやさしくアレンジした名曲集です。
<日本のうた編>には、唱歌「ふるさと」「赤とんぼ」、日本歌曲として親しまれている「浜千鳥」「荒城の月」、昭和のヒット曲「贈る言葉」「いとしのエリー」など、ノスタルジックでありながら色あせない名曲が、たっぷり収録されています。
今回は、おとなのためのピアノ曲集<日本のうた編>を、YouTube動画とともに解説します。
おとなのためのピアノ曲集<日本のうた編>の特徴と難易度
ドレミ楽譜出版社の「おとなのためのピアノ曲集」シリーズは全5冊。クラシック編1、クラシック編2、ポピュラー編1、ポピュラー編2、日本のうた編で構成されています。
編著者は橋本晃一氏。どれもピアノ学習者向けにおすすめしたい、スタンダードで弾きやすいアレンジです。
クラシック編とポピュラー編が難易度で2冊でわけられているのに対して、日本のうた編は1冊のみです。
もともとは「おとなのためのピアノ教本」の併用曲集です。初級から中級レベル程度で、収録は難易度順です。
以前に書いたブログ記事も参考にどうぞ↓
8曲目「さくらさくら」
8曲目に収録されている曲は、日本古謡「さくらさくら」。難易度は初級レベルです。
海外でも知られているメロディです。日本の歌の紹介として演奏できると、外国の方にも喜ばれるかも?

左手がメロディとして先行して、右手が裏拍で追いかけたり、合いの手の入れたり。単純ながら、日本らしさが満載のアレンジです。最後のアルペジオは、琴のイメージではないでしょうか?
26曲目「青葉城恋唄」
26曲目に収録されている曲は、さとう宗幸「青葉城恋唄」。難易度は初中級レベル。
宮城県仙台市のご当地ソングと言ったらコレ!
こども時代を仙台で過ごしました。広瀬川、七夕まつり、青葉通り…歌詞に出てくる場所や風景を身近に感じます。放課後には、広瀬川で友だちとタニシを取ったりして遊んだものです。懐かしい〜。

右手の16分音符は、キラリと光る広瀬川の水面の描写かなぁ、と思いながら演奏しました。
「日本のうた編」はこんな人におすすめ
- 音楽で昭和を振り返りたい人
- リアルタイムで知らない歌も、レトロ&エモいと新鮮に感じる人
- 学校や施設などで、日本の歌や童謡をピアノ演奏する人
日本の歌には日本人が共通して感じてきた季節感、情緒があります。四季に合わせたピアノアレンジの演奏は、喜んでもらえたりするものです。
クラシックも良いですが、私自身もたまにこうした音楽を弾きたくなることがあります。なにか心がほっとするのでしょうね♪
「おとなのためのピアノ曲集 日本のうた編」収録曲
「おとなのためのピアノ曲集 日本のうた編」の全収録曲を紹介します。
青字になっている曲目のリンクをクリックするとYouTube動画にとびます。楽譜の収録順に連続再生したい場合は、この章の最後の再生リストをご利用ください。
第1巻程度
第2巻程度
竹田の子守歌/京都地方民謡
夜明けの歌/いずみたく
母さんの歌/窪田聰
見上げてごらん夜の星を/いずみたく
第3巻程度
贈る言葉/千葉和臣
もしも明日が/三木たかし
第4巻程度
オリビアを聴きながら/尾崎亜美
I LOVE YOU/尾崎豊
涙のリクエスト/芹澤廣明
浜千鳥/弘田龍太郎
ちいさい秋みつけた/中田喜直
上を向いて歩こう/中村八大
第5巻程度
椰子の実/大中寅二
宵待草/多忠亮
シルエット・ロマンス/来生たかお
恋人よ/五輪真弓
いとしのエリー/桑田佳祐
恋に落ちて/小林明子
「おとなのためのピアノ曲集 日本のうた編」YouTube再生リスト
収録曲を連続再生して聴いてみたい場合は、こちらをどうぞ↓
現在、再生リスト更新中です。
【まとめ】
今回は「おとなのためのピアノ曲集 日本のうた編」の紹介をしてみました。
30年以上前から出版されているロングセラーの楽譜だけあって、最近のヒット曲は載っていません。世代を超えて歌いつがれる曲や、ノスタルジックな曲ばかりです。
今年2025年は昭和100年に当たります。この機会に、昭和の名曲をレパートリーに加えてみるのはいかがでしょうか?