大人のためのピアノ教室studio-Sで大人の生徒さんにおすすめしている『ピアノ教本・楽譜』のリストを作ってみました。
おすすめの理由、効果的な使い方を解説した詳細記事のリンクも付けています。
この記事は随時更新します。
バーナムピアノテクニック
入門レベルの超初心者から、テクニックの基礎を見直したい上級者まで、広くおすすめしているのが全音楽譜出版社の「バーナムピアノテクニック」シリーズです。
バーナムピアノテクニックについての記事はこちら↓
はじめてのギロック
まったくピアノが初めての生徒さんや、まだ楽譜の読み方に自信のない生徒さんにおすすめしている「はじめてのギロック(ビギナーのためのピアノ小曲集)」。
『初歩から両手で弾く』『数をこなして楽譜に慣れる』ことで、ピアノ入門レベルから初級レベルに着実にステップアップしていきます。
「はじめてのギロック」についての記事はこちら↓
おとなのためのピアノ曲集
ドレミ楽譜出版社の「おとなのためのピアノ曲集」<クラシック編1>と<ポピュラー編1>。
有名曲、人気曲の知っているメロディをレパートリーにすることができます。レベルは入門レベルから初中級レベルまで。
「おとなのためのピアノ曲集」についての記事はこちら↓
ハノンピアノ教本
初心者からプロのピアニストまで対象者は幅ひろい「ハノン・ピアノ教本」。音階練習やアルペジオ練習にずっと使えるお得な教本です。
ツェルニー練習曲
現在のところ、ツェルニーの練習曲でおすすめしているのは次の4冊です。
リトルピアニスト
定番の「ツェルニー100番」と比べると、ゆるやかに難易度が上がっていく「ツェルニー リトルピアニスト」。
少し複雑な装飾音符の弾き方やポリリズムの練習もできます。ハノンとは違った音階練習(同主調)があるのも、おすすめポイント。
「ツェルニー30番」の導入として使えます。
初歩者のためのレクリエーション/100のやさしいレクリエーション
全音楽譜出版社の「ツェルニー 初歩者のためのレクリエーション」または音楽之友社「チェルニー 100のやさしいレクリエーション」。
全音は「ツェルニー」、音友は「チェルニー」という表記にしているようです。
「リトルピアニスト」と比較すると、オペラのアリアのフレーズがあったり、テクニックの練習よりも『曲として楽しむ』要素が強めです。
「ツェルニー30番」への導入として使えます。
ツェルニー30番
ピアノ教本の定番「ツェルニー30番」。この楽譜を修了するレベルのテクニックを身につけておくと、演奏できる曲の範囲が広がります!
ツェルニー8小節の練習曲
一曲が短い「ツェルニー 8小節の練習曲」。「ツェルニー30番」修了以上の実力が必要です。
「自分の好きな曲を中心に練習したい。練習曲は短めの曲で」そんな希望の方に。
ブルグミュラー25の練習曲
『練習曲』でありながら、発表会など人前で演奏するレパートリーとしても使える「ブルグミュラー25の練習曲」。
音友や全音の楽譜を使用するのが一般的でしたが、最近では東音企画の今井顕校訂版が人気になりつつあるようです。2019年初版発行の新しい版です。
どこの出版社の楽譜にも、それぞれの良さがありますのでレッスンで版の指定はしていません。楽譜を比較しながら演奏してみるのも、興味深く勉強になると思います(私は音友版、全音版、東音版の3つを持っています)。
プレ・インベンション
バロック音楽やポリフォニーを面白く感じるなら、全音の「プレ・インベンション」がおすすめです。
バッハ「インベンションとシンフォニア」の導入になります。
おとなのための中級ピアノ曲集
- ブルグミュラーってよく聞くけれど、やるべき?
- プレ・インベンションも気になるし…
- ソナチネってどんな曲?
と迷っているならば、それらの曲が数曲ずつ収録されているドレミ楽譜出版社「おとなのための中級ピアノ曲集(バロックから近代まで)」でお試ししてみるのも良いでしょう。
タイトルは『中級』となっていますが、やさしめの選曲です。
おとなのためのピアノ小曲集
ドレミ楽譜出版社の「おとなのためのピアノ小曲集(バイエルからツェルニー30番併用)」は、クラシックだけでなく、ポピュラーのスタンダード曲も演奏したい初級者から初中級者向きです。
大人に人気の曲が弾きやすくアレンジされています。
ピアノ名曲110選グレードA
初級のクラシック名曲選のおすすめは、ドレミ楽譜出版社の「ピアノ名曲110選グレードA」です。
「ピアノ名曲110選グレードA」についての記事はこちら↓
モシュコフスキー「20の小練習曲」
ロマン派の音楽が演奏したい中級者におすすめなのが「モシュコフスキー20の小練習曲」です。
「モシュコフスキー20の小練習曲」についての記事はこちら↓
バッハ「インベンションとシンフォニア」
ポリフォニー(多声音楽)をちゃんと演奏したいなら、バッハの「インベンションとシンフォニア」を。
本格派はヘンレ版を使うのが標準ですので、そちらをおすすめしたいところですが、実際は解説がわかりやすい全音(市田版)が人気のようです。どちらを選んでも構いません。
ギロック「抒情小曲集」
現代的で美しい響きのギロック「叙情小曲集」。大人が発表会で演奏するレパートリーとしても、おすすめです。
レベルは初中級くらい。「ブルグミュラー25の練習曲」修了以上プラスアルファの実力が必要です。
クラシック名曲50選/ピアノで弾く名曲50選
ヤマハのグランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、キーボードを購入すると付属で付いてくる楽譜「クラシック名曲50選」「ピアノで弾く名曲50選」。
使い勝手の良い楽譜です。もしお持ちでしたら、ぜひ使いましょう。
「ピアノで弾く名曲50選」は、収録曲すべてがピアノのために書かれた原曲です。難易度のやさしいアレンジ楽譜は含まれていません。
それに対して「クラシック名曲50選」は、やさしくアレンジされた曲と連弾も含まれています。